よかろうモン!の名古屋研究生活日記

関東から名古屋にやってきた、平凡な大学教員の日記です。日々の出来事や思ったことを綴っていきます。

ノーベル賞あれこれ

先日、車で買い物に出かけた時に、名古屋大学の中央を突っ切る道を走ったのね。そしたら、赤崎さんと天野さんのノーベル物理学賞受賞を祝う垂れ幕みたいのが出てたよ。なんか、ここんとこ名古屋大学での研究経験を持つ日本人が何人かノーベル賞を受賞してる。関東出身のアテクシとしては、名古屋大学なんて、東海地方の学生しか興味を持たないどうってことない地方大学、くらいに思っていたのだが、失礼なこと思っててごめんなさいってカンジ。意外とヤルなぁ、名古屋大学
ただ、それにすげえのっかってくるな、なんなの?という違和感を禁じ得ないのが、名古屋にある私大の名〇大学。名古屋大学を定年退官した赤崎さんを雇ってたり、一時期天野さんが教員をしてたりという縁があるらしいのだが、別に〇城大学がすごくてノーベル賞をとれたわけでもなんでもない。なのに、大学側はすげえ自分らの手柄のように吹聴してるし、学生も「こんな立派な先生がいるレベルの高い大学だったってわかって、誇らしい」ぐらいのことテレビのインタビューで言ってやんの。お前らのレベルのどこが高いんだよ!?入れる大学ならどこでもいいみたいな学生しか行かねー、ほとんど知られてない大学じゃんか。この名〇大学、カーボンナノチューブで知られる飯島澄男とかも雇っていて(以前はね。今は知らない)。要するに「ノーベル賞をとるかもしれない」という評判の人達を事前に確保しておいて、もしその人がノーベル賞をとったら「ウチの大学超すげえだろ!」と宣伝に使おうという魂胆なワケ。大学なんだから、教育や学術研究でまっとうに勝負しろよ...。薄汚ねぇ手段で大学の評判上げようとしやがって。まぁ、そんなしょうもない手にひっかかって「僕、〇城大学に行きたい!」とか思っちゃうウッカリさんはそう多くはないと思うけどさ。少子化のこの時代、大学も経営が厳しくて、手段は選んでられないってことなのかもしれないけど、やっぱり釈然としないわ...。