よかろうモン!の名古屋研究生活日記

関東から名古屋にやってきた、平凡な大学教員の日記です。日々の出来事や思ったことを綴っていきます。

論文の投稿と査読のオハナシ

ここしばらく、アテクシは論文を書いておりやした。それが書きあがって、先週ヨーロッパの某学術論文誌に投稿したっス。最近はインターネットでチョチョイっと論文投稿できちゃうから、便利なもんだーね。スムースにアクセプトされるといーなー。なんて思っていると、別の論文誌から査読の依頼がきました。アテクシこと若造のウンコ研究者にも、月に1~2回の頻度で、論文の査読依頼がくるんスよ。人によっては、ロクに原稿も読まずに「たいしたことない論文だ。はいリジェクト!」なんて反応をする輩もいるみたいだけど、なんかそーゆーことしてると、自分の論文も同じようなダメダメ査読者に回される気がして。オイラは、割とマジメかつ誠実に査読するタイプなの。エラい?
今回の論文は、アジアの某国の大学から投稿されたもの。筆頭著者は学生か若手ポスドクと思われる。Corresponding authorの教授は、どうも原稿をしっかり読んでいないっぽい。英語の文法がおかしかったり、学問上の約束事を無視していたりといったミスがとても多い。オマケに、対照実験の結果が示されていない。こーゆーの投稿するヤツって、いーからとにかく投稿してみ?査読者が直してくれるって!アイツら、論文自動直し機みたいなもんっしょ!とでも思っているのだろうか...?お腹がすいて機嫌の悪い時のアテクシなら、速攻リジェクトにするところですが。結局「大幅に書き直し!」ということにして、修正すべき箇所も片っ端から指摘しました。いや、実は、その論文の中でアテクシの以前の論文が引用されてたもんで...。こズルいオイラ。でも、そんなトコも含めてオイラの魅力だよね?ね?テヘ!